硫黄島からの手紙
アメリカ版を見たのですが、あまり感激しなかったので、日本版も気になるものの、見ていませんでした。しかしTSUTAYAで100円セールをやっていたので、迷わず借りて来ました。 感想は、映画の中身よりも戦争の中身がとても気になりますね。ミッドウェイ海戦に負け、日本海軍の主力艦隊が全滅したあとなので、仕方ないのですが、物資がほとんど無い日本軍は悲惨な戦いを行ったようです。
ヨーロッパ戦線の映画を見ると、ドイツ軍は機関銃で応酬するのに、太平洋戦争の日本軍は物資が無いため、ほとんど射ちません。持っているのは三八歩兵銃で、単発式銃ですね。見ていて哀れに思いました。渡辺兼が演じる栗林中将は、アメリカに軍部留学か交流した方なので、国力の差を知っており、対応するのですが、歯がたちません。弾が無いのですから、銃剣で突撃するのです。米軍が放つ銃弾の中をです。島を取り囲むアメリカ艦船の数に圧倒され、さぞ無念だったと思います。負けると分かっている戦をするのですから。映画ですから丸のみするのは危険でしょうが、多分史実どうりだと思います。哀れな歴史ですね。
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