日本の行く道
そろそろ本気で考えないと、何の取り柄のない三流国になってしまうと思っています。今立候補しているオリンピックも最有力候補と言われながら、国民の指示が極端に低く、放射能の風評もあって、マドリードに遅れをとっているようです。石原さんは、国民が分からないと嘆いています。
日本をここまでに育ててくれた先人の苦労を皆忘れてしまったのですね。今の努力が明日の地位を築いているのです。努力を避けていては未来はありません。今経済発展している国々は、一生懸命努力しています。英語ベラベラなんて当たり前です。
オリンピックなんて、我が国の位置づけならいつでも開催できるなんて、とても言えない世界情勢です。その原因は世界に対する情報発信能力や政治レベルの陳腐さにあると思います。
ようはPRがへた、交渉がへたなのです。良いものを作れば黙っていても売れる時代ではありません。手法は何でもかまいませんPRしないと、存在すら否定される国になってしまいます。「被爆している人は近づかないで」と、理解の無い多くの国から言われてしまいますよ。現にあった話のようですから。
レディーガガが頻繁に関わってくれて「東京に放射能は問題ない」とPRしてくれています。パフォーマンスだと批判も聞きますが、世界の多くの人は第一印象で行動してしまうのですよ。
韓国や中国製の家電品は性能が劣るから、恐れるにたらぬと、たかをくくっていても、世界の多くの国はその安い物をほしがっていたのです。過剰なまでの機能はいらないのですね。国内のマニアな評論家ばかりに意見を聞き、買いたがっている世界中の民の声は聞かなければ、売れるはずはありません。やがて、国内家電各社は作る物が無くなり、昨今の大リストラ。
政治は野党と野党の足の引っ張りあいばかり、与党にはお化けが蔓延っていて、まともに政治すら出来ないでいます。国民の声や、被災地の声など聞く耳ありません。もっとも、耳など無いのかもしれませんね。化け物ですから。
でもその化け物を、そこに送り出しているのはこの国の民なのが、悲しいです。この国の生きる道を本気で考える人はいないのでしょうか。
HPへ