スーパーハイビジョン
オリンピックの始まった土曜日、秋葉のベルサールで、スーパーハイビジョンのデモがあったので、拝見しました。
説明では、普通のハイビジョンの16倍の解像度があるそうです。この数字が大きいのか小さいのかは、見てから分かりました。と言うのは、ステージのスクリーンがちょうど、そのくらい、つまり4*4倍あるのです。勿論家庭用の最大クラスでの話ですから、我が家ので比較すれば100倍かそれ以上あるかも知れません。パブリックビュー用のスクリーンなので、まるで映画館です。それでも、画質は素晴らしく、近くで見てもボケません。さすがです。
でも、気になるのは「家庭に必要か」ですね。まずいらないでしょう。完全にオーバースペックですから。
では、開発は必要ないのでしょうか。そうでも無いでしょう。いつの世も技術は進歩し続けますから。しかし、それに伴いコストもUPします。そして、それを必要としない、というかコスト最優先の技術の方が世の中を席巻してしまうのですね。だから、最初に技術を開発した企業や国が儲からないで、安く製造する企業や国が反映するのです。
もっとも、以前の日本がその仕組みで繁栄させてもらいましたので、今の逆転現象をとやかく言えませんね。
おそらく、スーパーハイビジョンは、映画のデジタル化と一体化し、業務用で発展していくと思います。多分、民生用には来ないと思いますが、インターネットの技術革新と相まって、どのように進歩していくかは、正直分りませんね。ただ、素晴らしい映像美で、ロンドンオリンピックの開会式を特等席で見ている、そんな感じでした。
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