叔父のなげき
叔父は、当方と性格が似ており、世の憂いを口にします。お盆に帰ったら、また、愚痴っていたようで、母が聞き役になっていました。
今回もテレビを見て嘆いていたとのこと。何がと言うと、食べ物番組だらけで、どこの局を見ても似たりよったり。しかも料理に対する知識の無さそうな芸人が、陳腐なコメントをしていると怒っていたとのことでした。以前は、お笑い芸人の番組ばかりだと怒っていました。つまり、「どこも同じような、くだらない番組をどうして放送するのか。」と嘆いているのです。
お袋は、どう答えて良いか分からなかったとのことでした。
確かに、そのような番組が多いのは事実で、その日の夕方ふと見た番組では、若い女性が団体でにぎり寿司を、ひとり3Kg食べてお店の方を嘆かせていました。食べ放題のお店だったようです。
確かに、品も無ければ、芸もありません。若い女性達の大食いという、いわゆる見せ物ですね。正直、嫌なものを見てしまった気分で当方も不快でした。
叔父が言うのは、暗い世相なので、娯楽番組は必要だが、本当に必要なのは未来のある明るさで、短絡的な娯楽は、その場は明るくなっても、その後、気持ちが暗くなってしまう。と言うことのようです。なるほどですね。
視聴率は目先の値が命なので、このような現象が起きるようです。叔父の嘆きは終わりません。
HPへ