前立腺がんとの戦い(手術前日)
手術の前日に入院しました。正直、まな板の鯉になる準備をしている感じですね。指示されることに、何でも「はい!」を連発し、黙々と行動するのみです。 さすがに家内にも同行してもらい、いろいろとお世話をしてもらいましたが、これから何日つづくのでしょうか。
さて、前日にすることは、1.5Lの下剤を飲んで、お腹の中を空っぽにすることでした。当然、お昼も夕飯もありません。前立腺といえども、直腸のすぐ横にあり、人によってはくっついている可能性もあるので、万一に備えて胃腸を空にするようです。最後に浣腸でとどめですが、それは当日の話です。
あと手術の説明ですが、先に麻酔の先生から麻酔専門の説明があり、その後、手術の担当医から詳細な説明を受けました。のべ1時間、長い説明ですが、同意書に基づいて確実に実施します。結構シビアな話が多く途中から恐ろしくなって来ました。というのも万一の話が連発するからです。でも仕方ありませんね、危険な行為をするため、間違いはつきものですからね。
手術は、予定通りダビンチというロボットで行います。ロボットの手には長さ1m?もの金属製の道具がついていて、その先にハサミなりメスなりが装備されています。実物を見せてくれたのですが、予想以上に長く、大きいものでした。お腹のへそ付近に6箇所も穴をあけて、こんな物を入れて手術するとのこと。お腹の穴は、患部からは結構離れているのには驚きです。
細かいお話としては、男性機能神経の温存の判断があります。これは、プライベートな話になるので、省略しますが、がん再発と大きく関係するので、患者と先生との話のなかではとても重要視されました。
勿論、納得のうえ、決断し、同意書に記載してもらい、印を押しました。これにて手術方法の詳細が定まりましたが、どうやら翌朝一番での施術ということになりました。
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