橋
電車の中刷り広告にくらしの友社のものがあります。全面文章だらけの広告ですが、毎回涙物の記事なので注意が必要だと思っています。
今回の「橋」もドラマ級の内容で驚きました。投稿者の状況から架空の話では無いと思いますが、なかなかの内容です。
お嫁に行く途中、橋の袂に車を止めて、父が「この橋を渡ったら、もう戻ってこられないよ。それでも行くか?」という父の問いに、「はい」と言って渡って行った娘ですが、結局父の言うとおりとなって終わるというものでした。
娘も分かっていても、身ごもっていたため生まれてくる子供のことを思い、結婚を選択したのですが、難しい選択だっただろうと思います。結局、最後は別れで終わってしまうのですが、自分が我慢した分は子供たちに幸せが与えられたようです。
しかし、結果的に「別れ」が最後に訪れるのは悲しいですね。まあ、どんな人でも「死」という別れは来ますが、生きている間は避けたいものです。
評論してよいなら、結婚前に身ごもってしまったことが、人生を曲げてしまったような気がします。子供のことを考えて普通なら嫁入りしないような環境へ入っていったが、結局子供が独立してから実家へ戻ってきた。しかし、戻って来た実家は両親が高齢化し、病気になり、やがて死んで行った。残ったのはおそらく独りぼっちの本人だけと感じました。
できれば人生の大切な節目を確実に歩んで行ってほしいと思います。(あくまでも私見ですが。)ちょっとズレると、以後、段々大きくズレて行きますから。そして、本人だけでなく、周りの人々も間違いなく一緒に不幸になりますから。節目と基本は大切だと当方は思っています。
血は水よりも濃く、縁を切りたくても決してできるものではありません。子育てしていると、「きっと、いつかは分かってくれる。」と信じてやって来ました。そして、だめなら縁を切るしかないだろうと思うことも頻繁にあったのです。
でも、血は繋がっているのですね。生きている以上は決して切れない関係なのです。時間がかかった子供たちの巣立ちですが、喜んでばかりはいられません。先人の知恵(親の言葉等)がなかなか理解できない子供たちは、試行錯誤して大人になって来ましたが、時間がかかります。賢い子の倍もかかっている感じがします。良い人間と出会い、良い人間関係が築ければと思いますが、その辺が弱い子供たちなので悩みます。
「橋」は次のステップで気になる記事でした。
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