第33回東京展
毎年のお楽しみ、東京展に行ってきました。この絵画展は、有名画家の作品を鑑賞するのとは違い、自由奔放で、何が出るか分からない楽しみがあります。学校を卒業してうん十年も経ちましたが、まだまだ秋になると文化祭に行きたい。そんな感じですね。自分で出しているわけでは無いのに。
さて、今年のmi氏の作品は「コンチェルト」。3部作の大作です。そもそも、コンチェルトとは何でしょうか?調べたら、「独奏楽器と管弦楽が対等の立場で合奏し、独奏楽器の技巧を効果的に発揮するよう作曲されたソナタ形式の曲。」(国語大辞典より)と出ています。んー!分かるような、分からんような。
まあ、難しいことはやめにして、拝見しましょう。なるほど、昨年までの作品は、無限なる宇宙を彷彿しましたが、今年のは、音楽ですね。というよりハーモニーでしょうか。管楽器と弦楽器とがCGという手法を用いて何かを表現しようとしています。何か・・・それが独奏楽器なのでしょうか?いや、ハーモニーのはず。良く分かりませんが、まさに、PCがあればこその作品ですね。
今回は、周りの作品が皆抽象画ばかりであったためか、ここだけとても目立っていました。遠くで見ていると、特に夫婦連れの奥さんが絵にへばり付くように見入っています。どうやら、画法の極限なる点を確認しているみたいです。旦那の方は引いて見ているのが印象的でした。
あと、今年の気になる一作は、「白梅点字ブロック図屏風」でした。銀箔に和絵の具で描かれた、琳派的画法に弱いのです。
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