光る泥んこ玉
もう何年も前の放送で光る泥んこ玉の話が出ていました。泥で作った玉を丁寧に手でこすっていると、やがてピカピカに光る泥んこ玉ができるのです。これを幼稚園の子供たちに見せたら、皆一生懸命作るのですね。それも一日中。見ていて二つ疑問が出ました。ひとつは、なんで子供は泥んこ玉に夢中になるのかです。確かに子供たちは泥遊びが好きです。なぜでしょう。原始の時代、祖先が育った環境、特に土の感触を思い出しているのかも。
もうひとつは実験で、作っている最中の子供に、光る泥んこ玉をあげたら、皆処理に困り、結局返してしまったのです。つまり、完成品がほしいのではなく、自分で作りたいのですね。まるでジャンクの世界に似ています。完動品がほしいのではなく、直したいと言うことが目的になっているのです。さて、これはどういうことでしょうか。道具を使う動物もいることはいますが、ものを作る喜びを感じるのは人間だけなのかも知れませんね。しかも幼児のころからもう備わっているとは驚きです。
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