放射能除染
NHKの教育番組を見ていたら、ETV特集で「ネットワークでつくる放射能汚染地図」をやっていました。気になったのは、グレーゾーンで今も暮らす人たちの被曝についてです。一般のご家庭に線量計を付けてもらい、一日の被曝量を測ったら10μSv/日程度もあったのです。これは365倍すると年間被曝基準の1mSvの3倍になってしまい、ちょっとまずいということになりました。
番組ではその家の屋内放射線量を計ったところ、各部屋で1.2μSv/hもあったところがありました。外の庭や畑でも3とか4もあるところが発見されたのです。住んでいる方々は体内被曝もしており、できればずっと住むのは避けた方が良いと言われたのですが、新しい家であるため、そのまま住んでおります。
そこで番組は、除染に取り掛かったのです。市の職員などによるボランティアを頼んで、家の周りの土を5cm撤去、屋根は高圧洗浄し、雨といなどを清掃したのです。その結果、1.2μSv/hだった部屋の値は0.6まで下がりました。ということは、安全値までとは言えませんが、かなり近くまで下がりました。ちょっぴり安心できる状態です。
でも、取り除かれた土は、個人の休耕田に仮置き中です。今回はあくまでも個人での作業でした。新しい総理大臣を決めるとか、国会の開期とか、別のところで騒がしいのですが、今苦しんでいる方々を今助けるべきだと思うのですがいかがでしょうか。除染のボランティアに行こうかな。
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