文化祭
昨日、子どもの文化祭に行ってきた。一般的な文化祭は模擬店だらけで見るものが少ないが、ここのは結構見るものがありうれしい。まあ、我が子は体育会系クラブなので、出番は無いが、アマチュア無線や天文クラブ、山岳クラブがあるなど嬉しい限りだ。今日は、演劇をみた。毎年見ているが、今日は出だしが遅かったので立ち見になる。1時間立っているのは辛いが、ストーリーが良く出来ており、結構短く感じるとともに、ラストで感激してしまった。へたなプロの劇団よりも涙が出てしまったのである。高校生のギコチナイ演技にも関わらず。すばらしいメッセージがあったのだ。
2人の人間がどうしたら気持ちが伝わるか。というテーマでは、とかく、どうしたら許してもらえるか。分かってもらえるか。そればかりを考えがちである。そして一生懸命相手のために行動する。でも、それは相手のためと見えるが、実はそうではなく、自分の納得のためにしていることが多い。あやまるときも、相手の気持ちを思い真剣に話すが、その行為は相手の気持ちを本当に思っていない場合が多いということ。
2人の気持ちが通じるということは、許してもらうのではなく、そう思っていることを、知ってもらうだけで十分なのだ。それ以上に許す、分かる、といった相手の気持ちを強要することは、結局自分の納得のためであり、自分の気持ちをはらすことが目的化する。そのことが、相手に負荷となるのだということ。
何気ない会話に、会場からどよめきがおこった。ラストのシーンは別に大したエンディングでもないのに会場がざわめいている。これが、高校生の演劇なのか、当方もビックリしてしまった。まあ、有名な話なのか当方は知らなかったが、すばらしい演技にも感服であった。
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