御和讃
親父の一周忌、親族が集まり法要を行った。毎度のことではあるが、仏法の教えはありがたいものである。大きくなるまでは、何のことかさっぱり分からなかったが、人の死を理解し、心の中でしのぶには、本当に良く出来たシステムである。それはキリスト教でも、イスラム教でも同じことだと思う。当方は、無宗教ではあるが、良いところはありがたく利用させていただく。
和尚の説教によると、宗教の始まりはイスラムあたりが大変に早かったようだ。しかし、一神教のため、宗派ごとにトラブルが発生してしまい、戦争になるなど大変悲しい状況になっているとのこと。
しかし、わが国は無宗教のように見えるが、基本的に多神教の国で、仏教や、キリスト教、ましてや神道さえある。でも、それでいてトラブルが無いのは、もともと自然のものには何でも神が宿るという考えがあるため、この国では宗教的トラブルは少ないのだそうだ。とても、分かりやすい説教であった。
さて、最後に親族一同で御和讃を唄った。昔から知っている曲だが、本当に悲しい歌だ。人の世は儚きものと言うが、本当にそう思う。涙無くして唄えない。いや、唄うことすら出来ない、悲しい歌だ。
HPへ