ピアノは誰のために
ピアノは誰のためにあるのか。と聞かれたら、モーツアルトと、ショパンのためにある。と答えてしまいそうだ。特に、ショパンの夜想曲にはしびれてしまう。切ない愛の気持ちから、ワルシャワの悲劇までも彷彿とさせる。
小さいころ、将来結婚して子供、特に女の子が出来たら、ショパンのノックターンを家で弾いてもらうのが夢であった。未だにかなわないが。
ピアノはひとつでオーケストラになると言われている。たしかにオクターブを数えると、かなりの音域をカバーしており、これより高域のピアノも低域のピアノも存在しない。もっとも、初期のものは、もっと小さく、作曲家の希望によりどんどん、幅広い楽器に拡大して行ったようだ。オーケストラで使われる楽器の中で、ソロ演奏が盛んな唯一の楽器であろう。
しかし、昔はそんなに好きでは無かった。ましてや、クラシックもそんなに聞きたいとは思わなかった。しかし、やかましい音楽や、流行がどうのこうの言う音楽にはどうもなじめない。心のそこからわき出る、魂を揺さぶる曲が好きだ。名曲は永遠なりかな。最後はやはり、ピアノでしょう。
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